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東大卒カリスマ講師島村隆太が公務員試験の短期合格を目指すブログ

受験勉強における応用力の実態

受験生の皆さんは応用力が付かなくて悩んでいる人が多い。

応用力とは何かをお話しましょう。

応用力の実態は脳の海馬という器官です。海馬は脳の中枢部分にあって、脳の情報をコントロールしています。簡単に言えば、情報の整理係というところです。必要な情報を脳の奥から探して提示するのが仕事です。この海馬をうまく訓練すれば必要な知識をいつも瞬殺で提示してくれるようになります。それが反復学習とかディープラーニングというものです。同じ知識や経験を何度も繰り返すことで海馬はその情報を脳の奥に整理することに合理性を感じなくなり、すぐ取れる位置に持ってくるようになります。これはタグ付けのようなものと思ってもらっても良いでしょう。これによって脳の情報は「必要なものとそうでないもの」に分類されます。この作業によって言ってみれば「ぐちゃぐちゃなおもちゃ箱のようになった机の引き出しが、綺麗に整理され、普段よく使うペンや消しゴムが引き出しの前の方に集まり、使わなくなった文房具が引き出しの奥に隠れるという状態になります。このように情報が「前」に整理されることで択一試験の専門科目や一般知識のように反射的に情報が必要になる問題での応用力が身に付きます。つまり知識問題では単に反復すること、その回数を多くすること、そして試験日に近付くにつれて必要な知識以外には触れないようにすることが応用力(海馬)を育てる(訓練する)ことになるのです。

そして、次に応用力の実態として「反射力」が挙げられます。これは択一知識試験(専門も含む)のように、一問をどれだけ短時間で処理するかによって合否が決まる試験では必要になる能力です。反射力は、単に早いだけではなく、正確に、長時間維持されなければなりません。つまり長時間の集中力というものとペアになって機能する能力です。したがって、反射力とは「瞬殺」を何十時間も繰り返すことができる能力と言っても良いでしょう。剣豪が一人を殺すには大した能力を必要としないが千人を相手にすると負けてしまうのと同じように、「千人斬り」ができるまでひたすら反復することが必要になるのが反射力の強化・育成です。したがって、この育成にも反復を繰り返すことが必要になります。

以上のように択一専門の応用力は海馬と反射力によって構成されています。これを択一試験用に育てるには、試験前1か月程度で過去問を一日400問程度は反復する必要があります(経験則)。400問とは専門の10年分ですから一日に10年分の過去問を反復することになるので、試験直前の10日間では10年分を10回、試験前1か月では10年分を30回反復することになります。反復回数を30回もやることはそれほど難しいことではないのです。また女性は、男性の脳と違う構造の脳を持っています。脳梁が大きく、右脳と左脳の情報相互間の交通が男性よりも円滑になっています。これが女性が暗記が得意、つまり、一度しまい込んだ情報を即座に引き出すことが上手なことの理由となっています。これは女性が妊娠する能力を担保するために情報の処理速度が男性よりも高いことに由来します。女性が男性よりも大きな心臓を持っているのも出産の激しさに耐えるためで、女性の体は妊娠出産を中心に構成されていますので、その中心の脳は情報処理速度が男性よりも早くなっているということになります。

次に数的処理や経済のような演算機能を必要とする問題です。これには海馬が集めてきた情報を再構成する機能が必要になります。これはパソコンでいえばAIに属する能力です。面前の情報に対して、1:1で情報を見つけるのが海馬の一般的能力とすれば、面前の情報1に対して10000程度の情報を集めるのがAI能力です。そこには「類推能力」が必要になります。子の類推機能を持っているのは個々のニューロンですので、脳の一部が担当しているのではありません。脳細胞の軸索突起が他の脳細胞の軸索突起とつながる感覚が「ひらめき」とか「直観」「インスピレーション」というもので、これを感じた時には「脳細胞のニューロン同士がつながった」ということになります。このように、AI機能は個々の脳細胞の優劣に関係するので一つの脳器官だけが担当するのではなく、脳全体の情報処理速度、つまり、大きな倉庫を「一人のおっさん」で管理しているか「アマゾンの倉庫」みたいにコンピューター管理の超ハイスペックな管理方法になっているかによって違ってきます。そして、こうした脳情報管理能力を集積して、次に、どのような集積パターンが来るのか、それに対して準備しておくのが類推力です。

したがって、高度演算機能が必要な数的処理や経済の計算問題では、まず、問題を処理する前に、つまり、脳に問題をやらせる前に、その問題自体を分類して、最小限脳共通項に整理しておいてやる方が、アマゾンのハイスペックシステムであっても、その後の処理がしやすくなります。つまり、演算機能が必要な問題では、むやみに反復することは情報処理にはマイナスになり、AI機能を育てることの障害になってしまうのです。したがって、過去問をやる場合でも「出ない問題はやらない」という決断が必要になります。本校が「新作問題」を嫌うのは、こうした「邪魔な雑音」を排除して、少しでも脳細胞の演算機能の負担を小さくするためにあります。また、試験別に過去問を整理して受験しない試験の問題を提供しないのは、こうした負荷を最小限にすることに狙いがあります。短期間で最大の効果を上げて類推能力が純粋培養できるようにするためには、市販の問題集のような「雑音だらけの問題集」は脳の類推能力を育成するためには「百害あって一利なし」なのです。このように厳選された問題だけを反復して練習することは、先ほどの海馬とニューロンの相互作用を生みやすい状態にします。特にニューロンの機能を高めるには、類推に必要な情報を貯めた細胞が「物理的に近くにある」ことが必要になります。物理的実体のある軸索突起が、ある脳細胞と他の脳細胞をつなぐには、物理的限界があるからです。したがってイノベーションが起きにくい、「天の啓示」が稀になっている理由は、単に「天の啓示」なんていう荒唐無稽な情報連携をするための脳細胞相互の位置が遠くあるからなのです。そして女性に巫女などの神格者が多いのは、先ほど述べたように脳梁が広く、情報連携がとり易いことで、こうした「天の啓示」「イノベーション」を起きやすい構造になっているからかもしれません。以上のように、「反復学習」と「無関係な問題学習しないこと」が、数的処理や経済、そして専門科目、一般知識の応用力につながることがお分かりなったと思います。

ただ、これは私の長年の経験と類推によってまとめた経験則でしかないので、学問的な根拠がある部分は海馬とかニューロンの機能程度ですので、誤解のないように。