公務員の志望動機はどう書いたら良いのでしょうか?!


志望の動機として、何を書いたら良いのか?

「社会のためになる仕事がしたい」とか、
「人の役に立ちたい」など、

20歳近くになった学生や、社会人が、
過去に果たせなかった思いを遂げるようなことを書いているのは、どうなんだろうと思うことが多い。

面接官としては、
「どんな仕事でも頑張ってくれるか?」を聞きたいのだと思う。
勿論、高邁な理念があるところを示してもらいたいかもしれないが、
日常の業務に困らないことが第一で、理想が高いほど、現実の業務に失望することは多い。

そうした人は、まず、人が嫌がる仕事や、また、忍耐が必要な職場に配属してみて、
理念や、意思が、本物かどうかを確かめてみるのも良いかもしれない。

いずれにしても、志望の動機で、抽象的な理念や意欲を語られても、現実味がないというのが、面接官の本音ではないだろうか。

国家や社会に貢献するとか、人の役に立ちたいというだけなら、
日頃の生活態度を改めれば済むような気もするし、
寄付をすることでも良い。

「結局、安定が欲しいんでしょう?」
「終身雇用が手に入れたいんですか?」
と、面接官は聞きたくなるだろうが、勿論、そんなことは聞けない。

「あなたが思っているような仕事ではないかもしれませんよ。」
「自治体の中でも、とても寂しいところに一人で勤務してもらうこともありますけど大丈夫でしょうか?」

と問い返されることもあるだろう。

しかし、
「父親が、台風の時に、見回りに行ったり、地盤の弱い場所や、河川が氾濫しないかを確認しに行くのが、とても、心強く、また頼りになると思ったので、そういう人間に自分もなりたいと思ったから志望しました。」
なんて、受験生に言われたら、日頃の仕事を家族がこんな風に見てくれている。迷惑をかけていると思っているのだが、住民に対する責任を家族も、子供も理解してくれているのかもしれない、なんて思って、うれしくなるかもしれない。

それが警察官だろうと、自衛官だろうと、そして消防官だろうと、
親の背中を見ながら、公務員を目指した人間であるなら、きっと、
仕事の難しさを知って、それでも公務員を志望する人の「志望の動機」に文句をつける人は少ないだろう。

せいぜい、「あなたの親は、あなたが、公務員にならないで違う道を進んでもらいたいと思っているかもしれませんよ。」
なんて、仕事の大変さを、また責任を子供に追わせたくないという親心を見せてしまうかもしれません。

公務員の仕事は、大変なのです。
民間と比べて、忍耐が必要です。
根気が必要です。
それは、民間人と比較にならないと思います。

警察官や公務員になる必要もないのに、わざわざ、公務員を選択する人の思いって、なんだろう。
それが、面接をする人間の、思いかもしれない。
水道供給の停止、税の徴収、生活保護の支給の見直しなど、喜ばれることばかりではない。
そういう仕事を何年も続けることができるだろうか。

そういう難しい仕事が多いことを知っている面接は
「社会のためになる仕事がしたい」とか、
「人の役に立ちたい」など、
言っている人間を、どのように評価しているだろう。

現実を知ったら、辞めるだろうな。
ちょっと残業があったら、辞めるだろうな。
退屈だったら、辞めるだろうな。
台風が来て、床上浸水になっても、家に帰れなかったら辞めるだろうな。
怖いお兄さんに睨まれたら辞めるだろうな。
震災が来たら、辞めるだろうな。

そんな風に思われないような、志望動機は、どう言ったらいいのだろう。


「公務員は苦労の多い仕事だと思うが、人生をかけてやっていく覚悟があります。」
って、断言してくれるような、そして、それを信頼できるような志望動機であってほしい。

いずれにしても、自分に合った志望動機であるべきだろう。

自分の体験談から生まれた志望動機であるべきだろう。

ボランティアで、東北に行った時に、被災者の方たちとの生活を経験して、
自分はこういう仕事を一生の仕事にしたいと思ったので、公務員を志望します。

的な。

だから、「打ち込んだこと」や「苦労して乗り越えたこと」がセットになって聞かれるのだと思う。

「苦労」が大きいほど、志望動機の強さが証明される。
「苦労したこと」が、単に我慢すれば良いということではなく、対応を慎重にしなければならないこと、対応に時間がかかることであればあるほど、志望動機として言ったこと以外にも、多くの動機や思いがあることが推測される。

結局、志望動機は、学生時代に打ち込んだことや、職務経験論文に現れる、仕事での苦労とその対応を裏付けとして、強さや、真実味が示されるのだと思う。

結局、「打ち込んできたこと」「職務で苦労したこと」がいい加減なら、志望動機は信じてもらえないということになるだろう。

ワンセットで考えてもらいたい。