コミュニケーション能力の伸ばし方


今日は、面接で役に立つコミュニケーション能力とはどんなものか、そしてそれを育てるにはどのようなことが必要かをお話ししましょう。

コミュニケーションの基本は「何故」の把握です。
私の個別面接練習では「何故」を重視した指導を行います。

「何故、そんなことを聞くのか?」という理由づけです。
また、それは、「何を知りたいのか」という質問者の動機、というか、面接試験の目的、と言い換えることができます。

コミュニケーションをするには、まず、相手の考えていることや、会話で求めている情報、知識、そして、相手の欲求を知らなければなりません。

例えば、街で、外国人に道を聞かれたときは、英語ができれば、コミュニケーションできますが、英語ができなくても良いように、外国人は、地図を見せて、指さし、困った顔をします。
これで、相手の意図・欲求を知ることができますので、こちらも英語ができなくても、身振り、手振りで、教えてあげることができます。

コミュニケーション能力という時、受験生の皆さんは、会話術ばかりを考えますが、最も重要なのは、相手の意図を知ることなのです。それがわかれば、会話術がなくても、コミュニケーションはできます。

これに対して、英会話ができても、相手の意図がわからなければ、そもそも十分なコミュニケーションは成立しません。

結局、面接指導の核心は、面接者の意図を知ることなのです。
面接官の意図は、単に、業界で言われているような「仲間になれるかどうか」を判断するというような浅薄なものではありません。

その意図をわかっていないから、または、質問者の意図をその場で適切に判断して答えることができないから、面接官は、困ってしまって、「情報不足」として不合格にするのです。

質問者の質問の意図を見抜き、そして、それに対して、どのように対処するかを教えて、うまく実践できるようにするのがコミュニケーション能力なのだと思います。

誰でもが同じように答えるという意味での「定型的な回答」は意味がありません。
面接には模範解答はありません。その人の個性や環境に応じた答えがあるのであって、それを相手が知っているなら、また知らないなら、それに応じて答えを変える必要があります。

質問の一つ、一つに意味があり、また、受験者の個性や環境によって、出される質問は、同じであって、違ってもいます。
個性や環境が職務に適応できるかという視点から質問されるので、誰にでも同じ質問はされませんし、また、同じ質問がされても、正解は、人によって違います。

その違いを意識した解答方法や、設問内容を吟味して、受験者に、どのような面接が行われるか、そして、それに対して、どのように答えるべきなのかを指導するのが私の個別面接練習です。

受ける官庁や自治体に応じて、質問も、また正解も変わります。
受験者の出身や、個性、環境によっても、質問が変わり、正解も変わります。

それに対して、うまく対応する方法は、テレビの英会話教室のCMとは違います。
単に道を教えてあげるにしても、いろいろありますが、
外国人に「あなたは親切だ」と思わせることができるかどうかは、皆さんの対応が丁寧かどうか、また、親切かどうか、そして、「外国人が行きたい場所について、あなたが良く知っていること」を伝えることができた場合には、彼らは、あなたのことを信頼してくれると思います。
外国人の意図を知ることで、あなたは何をどのように伝えることが一番適切かを知り、そして実践できます。

つまり、相手に信頼されるには、相手の意図を知ることが大切なのです。

「面接官に信頼される人になる」ための練習が、私の面接練習なのです。

なぜ、それができるのかというと、出題者が求めている情報が何かを知っているからでしょう。
つまり、道で質問してきた外国人が何を求めているかを熟知しているということです。

親切な人、よりも、頼りになる人、信頼できる人であると印象付ける面接練習をするには、5~6時間はかかると思います。

それは、私が信頼してもらうための時間であり、また、私が皆さんを信頼できると思えるようになるための時間でもあるのです。

面接試験は、経験のある面接官が、皆さんの育ち方や、生活の仕方などを、服装や立ち居振る舞い、そして、話し方や、説明の仕方、親切に丁寧に説明して、面接官の意図を見抜いて、わかりやすく自分の生い立ちや考え方を開示して、言葉や、言葉以外の表情や姿勢によって、伝えようとするかどうかによって、知る試験です。

隠したり、いい加減に答えると、面接官から信頼されることはありません。
短い時間で、信頼されるにはどうしたらいいのか。
それを、一緒に作り上げるのが、私の面接練習であり、
信頼される能力が、コミュニケーション能力の本質だと思います。

では、がんばって。