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公務員の仕事の魅力

身分保障が徹底しているのが公務員の魅力

〇 公務員の仕事はサービス業ではない
地方公務員は、住民に生活保護や社会保障の給付をするかどうかの決定権を持っていますので、住民の生命や身体に重大な責任を負っています。
また、災害時には、住民の安全確保のために自分の家族の安否確認すら犠牲にして住民の安全を優先しなければなりません。
台風の時や、河川が氾濫しそうなときには寝ずに風水害が起きた場合に備えて庁舎に詰めていなければなりません。
これは警察官や消防官のことではありません。市役所、区役所の職員や都庁の職員、県庁の職員が毎日行っていることです。

このように、公務員は危険な場所や、危険な時期に、その場所から逃げることができません。
受験生の多くが公務員に抱いているイメージは「のんびり、暇で、終身雇用の楽な仕事」という感じでしょうが、それは間違っています。

普段は気付かないが、緊急の時にはスーツを脱いで変身するスーパーマンだと言っていいでしょう。

それが、皆さんがなろうとしている「地方公務員」なんです。

行政事務でも、介護されている人がどの町に、どの程度いるのかを把握して、万一の時に備えなければなりません。
児童相談所も、地域にネグレクトされている子がいないか監視していなければなりません。
教員も子供の安全を第一にして教育をしなければなりません。子供を害する教員などあってはならないのです。

それと気づかれずに、住民の安全のために注意を払い、それと同時に、経済振興や雇用の促進が図られるように様々な制度を構築し、住民に理解してもらって施行する。
それが公務員の日々の務めです。

これが「サービス業」というような軽い仕事でないことは、簡単にわかると思います。


〇 国家公務員は国家全体の秩序ある発展と国民の安全を守るために働きます。

地方公務員が、一人一人の住民の日々の生活を守るために働くのに対して、国家公務員は国家の長期的な発展と世界平和、世界の経済発展を、日本が責任ある国家としてその一翼を担うために働きます。
グルーバル化が進む中で、日本だけの発展はあり得ません。日本はG8の主要国としてアジアだけでなく、「世界の発展」の果実としての日本の経済発展を目指さなければならない責任があります。
そうした世界の中の重要な責任を果たすために働くのが国家公務員です。
そして、世界と日本の調和的な発展を目指しながら、一方で日本国内の調和的な経済発展と治安の維持に尽力するのが国家公務員というものです。、

したがって、国家公務員の仕事の成果を、日本の国民・住民が直接にそれとして感じることは少ないと思います。
しかし、地方公務員のバックアップとして、また、指揮監督者としての責任を担うのが国家公務員一人一人なのです。

膨大な事務作業の向こうに国民の笑顔も見えません、また迫りくる脅威に立ち向かう時も、賞賛の声が聞こえることはありません。しかし黙々と日々の事務をこなし、己の中の恐怖と対峙して危難に向かうことが、国民の幸せにつながると信じて疑うことはあってはなりません。
国家という大きな組織が健全に機能しなければ地方政府の運営も、また、あり得ないことなのです。

秩序、規律、そして監視監督が国家公務員の仕事ですから、憎まれたり恨まれたりすることも多いでしょう。しかし、それを担えるのは国家公務員しかないのです。
だから尊敬こそすれ、軽蔑したり、侮辱することはありません。どんなに苦しい仕事であるか、それを40年近く続けていられることだけで十分尊敬に値すると、私は祖父や叔父、従兄たちから教えられてきました。
キャリアや政治家を多く輩出した家系は、それなりに社会的な責任も何十年も負ってきたから言えることだと思っています。

郵便配達の方や、警察官の皆さんのように、秋霜烈日の厳しい環境の下で、日夜、絶えることなく職務を全うしていただいているからこそ、今の日本の平和と幸福があるのだと思います。
誰もが、当たり前のように感じている職務が、毎日のように届く郵便や、地域の安全を守るために巡回する警察官の職務のおかげで、私たちが不安を感じないこと自体が素晴らしいことなのでしょう。
日々、公務員という仕事が目立たないからこそ、国民・住民が安心して生活できている証拠。そして公務員の仕事が過誤なく行われている証拠なのでしょう。

戦争や、事件、災害がないことが幸せであることは間違いありません。しかし、一度起きれば、多くの人命と財産を奪っていきます。
また、貧困や窮乏は、いつ私たちの生活を襲うかはわかりません。リーマンショックのような世界的な恐慌がまた来ることは簡単に予想ができます。
そうした「万一の事態に備え」「日々の公務を恙なく行うこと」が国民・住民のために奉仕するというのであれば、それを「サービス業」という簡単な言葉で置き換えることはできません。

〇 だから身分保障が充実しています。

このように公務員の仕事が「難しく重要」であるから、仕事を継続してもらうことが非常に重要になります。
働きやすい環境、終身雇用、福利厚生の充実だけではなく、転勤などの場合も国家公務員の住宅などは環境や設備が非常に充実しています。
また、国家公務員の地方の局がある場所は、県庁や新幹線の駅などから近く、通勤便利な場所ばかりです。
ある大学生が「父親は新潟で単身赴任し、自分は福島に住んでいましたが、毎週金曜日の夕方には父が帰ってきて土日を一緒に過ごすので父が単身赴任と思ったことはなかった。」と言っていました。
このように、国家公務員では転勤先が交通至便である場所が多いために単身赴任でも、家族との距離がそれほど感じられないということは少なくありません。

さらに震災の場合でも、現役職員のバックアップにOB職員が駆けつけてくれるので現役職員の家族の安否情報の確認などは非常に速かったと言われています。
現役・OBのつながりが地域において非常に密接であるため、様々な場面で現役の職員の仕事を手助けしてくれる人が多いのも公務員の特色です。
さらに定年後の仕事も、公益性の高い仕事が多く、企業でも公務員のOBということで他の民間企業よりも定年後の就職は容易であると言われています。
また現役時代に病気や、ケガなどで休職しなければならない場合も、民間企業よりも休職期間は長く取れる自治体、省庁が多いのも特色です。
仕事内容は女性、男性でそれほど差がなく、女性の働きやすい環境であることは間違いありません。
また、出産などによる休職期間も概ねどの自治体、省庁も1年程度取れるのも魅力です。
さらにリストラ、給与減額などがありませんので、一生の給与と毎月の支出予定額がすべて計算できてしまうというほど、計画だった生活を送れるということは他の職業では考えられません。

公務員の身分保障が徹底されているのは、前に書いたように、公務員一人独りの職務が非常に重要だからです。
公務を何十年も継続的に、安定して続けることができることで国家や地方の経済や秩序が安定するからです。
公務員がリストラされる不安があったり、また、給与が生活に不足するようでは、国民・住民に対して十分なサービスや事務をすることができないからです。

就職し、結婚し、家族を持ち、財産を増やし、子供を教育し、育て、そして子供の世代の就職や経済をサポートするという社会の「好循環」の見本的な仕事が公務員なのです。


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